システムエンジニアの年収
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■システムエンジニアとは?
システムエンジニア(SE)とは、情報システム分野におけるコンピュータ技術者のことです。 通常は情報システムの要件定義、設計、開発、運用などや、それらを統括管理するプロジェクトマネジメントなどに従事する人を指します。 IT企業では、システムエンジニア(SE)とプロジェクトマネジャー(PM)は単価が異なるので、明確に分類しています。
■システムエンジニアの年収
とある中小企業、2010年度のシステムエンジニアの年収は、29歳で約400万円、41歳で約600万円でした。 とある東証一部上場企業、2010年度のシステムエンジニアの年収の実例を挙げると、28歳で約500万円でした。
上記は、システムエンジニアの年収としては平均的です。 プロジェクトの中身、規模、人数、重要度、業種、地方、経験、能力、難易度など、企業側が評価する項目は多岐にわたるので、一概には言及できませんが、IT企業以外のサラリーマンと大差ないと考えておいた方が無難です。
若いうちは、システムエンジニアとプロジェクトマネジャーの年収は大差ない場合が多いです。 これは職種より、経験年数によって給料を決めている割合が高いからです。 ただし、システムエンジニアよりプロジェクトマネジャーの方が単価が高いので、35歳くらいになると給料に差がつきはじめます。
■システムエンジニアの年収をアップするには?
システムエンジニアの場合は、経験年数が年収(会社の評価)に直接影響します。 これは、経験年数によって単価が決まることが多いためです。 また、どの工程を担当していたかによっても単価が異なります。
つまり、同じ会社に所属しながら、システムエンジニアの年収をアップするには経験を積むしかありません。 同じ会社で評価され続ければ、様々なプロジェクトに参画する機会を得ることができるでしょう。
どんなにスキルを磨いても生かす場を提供できない会社もあります。 特に派遣社員や契約社員の場合は、契約や会社同士の関係上、活躍の場(上流工程)が与えられないことも珍しくありません。 継続して勤めても同じ工程、同じ様なプロジェクトを担当させられる場合もあります。 そのようなときは、転職をおすすめします。