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プロジェクトマネジャーの年収

  • プロジェクトマネジャーとは?

    プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクトの遂行にあたり、名の通りそのマネジメントを担います。 プロジェクトメンバーや進捗・コストの管理に加え、費用見積もりなどクライアントとの折衝なども担当するポジションゆえに、技術的バックボーンもさることながら、高いコミュニケーション能力や経営的観点など、幅広い資質が求められます。 システムエンジニア(SE)からプロジェクトリーダー(PL)へ、そしてマネジメント経験を高めてプロジェクトマネジャー(PM)へ、といった流れでキャリアを積む人が多いです。 ITエンジニアのキャリアにおいて、ひとつの代表的な目標地点であるともいえるでしょう。

    誰でもなろうと思ってなれるポジションではありませんが、大企業(一次請け)に勤めていれば、プロジェクトマネジャーになりやすいのも事実です。 実際に、PGやSEが未経験のシステムに疎いプロジェクトマネジャーもいます。



    プロジェクトマネジャーの年収

    とある東証一部上場企業、2010年度のプロジェクトマネジャーの年収の実例を挙げると、30歳で約500万円、42歳で約700万円でした。 中小企業の場合は、プロジェクトマネジャーになれる可能性が皆無なのでよく分かりません。

    上記は、東証一部上場企業に勤めている人の年収としては平均的です。 プロジェクトの中身、規模、人数、重要度、業種、地方、経験、能力、難易度など判断項目は多岐にわたるので、一概には言及できませんが、IT企業以外のサラリーマンと大差ないと考えておいた方が無難です。



    プロジェクトマネジャーの年収をアップするには?

    プロジェクトマネジャーの場合は、プロジェクトの収益が年収(会社の評価)に直接影響します。 営業と同じで「数字」で評価されます。 極端に言えば、プロジェクトを少ない人数(低人件費)で運営して、顧客側からなるべく多く徴収すればよいわけです。

    上記を実行するには、人心掌握術に長じていないといけません。 部下にストライキを起こされては、プロジェクトが運営できなくなってしまうからです。 プロジェクトマネジャーといえども、役職がなければ所詮は、しがない中間管理職なのです。 技術者としての専門性を高めると同時に、管理職としてリーダーシップをとりつつ、上司のご機嫌もうかがわなければならない、気疲れする仕事といえます。 これは、プロジェクトマネジャーに関わらず、どの業界、どの職種でも大体同じことが言えます。

    決められた期間と予算で、お金と進捗を管理しながら、最低品質をクリアする。 できれば、もっと高品質にして顧客満足度を得る。 言葉にするのは簡単ですが、実行するのは難しく評価されにくいので、面白みのない仕事かもしれません。 ただし、自分がプロジェクトの先頭に立って、様々な問題を解決していくので、プロジェクトを成功させた時の満足感は人一倍あるでしょう。 プロジェクトマネジャーの面白さと周囲の評価は、不測の事態(トラブル)が起きてから、得ることができるかもしれません。




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