プロジェクトマネージャー(PM)
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プロジェクトマネージャは、プロジェクトの計画と実行において総合的な責任を持ちます。 システム開発プロジェクトの遂行にあたり、その名の通りマネジメントを担います。 プロジェクトメンバーや進捗・コストの管理に加え、費用見積もりなどクライアントとの折衝なども担当するポジションゆえに、技術的バックボーンもさることながら、高いコミュニケーション能力や経営的観点など、幅広い資質が求められます。
システムエンジニア(SE)からプロジェクトリーダー(PL)へ、そしてマネジメント経験を高めてプロジェクトマネジャー(PM)へ、といった流れでキャリアを積む人が多いです。 ITエンジニアのキャリアにおいて、ひとつの代表的な目標地点であるともいえるでしょう。 誰でもなろうと思ってなれるポジションではありませんが、大企業(一次請け)に勤めていれば、プロジェクトマネジャーになりやすいのも事実です。
プロジェクトマネージャーの仕事内容については営業や管理が多く、会議などに出席する時間が殆どを占めます。 前述したように技術的な知識も必要としますが、下流工程をあまり経験しておらず、プログラマー(PG)やシステムエンジニア(SE)が未経験のシステム開発に疎いプロジェクトマネジャーもいます。
〜 プロジェクトマネージャーの仕事内容 〜
1.システム導入の営業・提案(システム開発の仕事をとる)
2.単価の交渉
3.システム導入のコンサルティング
4.要件定義・要件分析
5.プロジェクト全体のスケジュール管理
6.要員確保・要員管理
7.様々な会議への出席とその資料づくり
8.その他・トラブル対応
■プロジェクト全体のスケジュール管理
プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体のスケジュールを管理する必要があります。 例えば24日で完了するプロジェクトのスケジュールは以下のようなガンチャートで管理します。 掲載しているガンチャートは分かりやすくするために、簡潔にしています。
コレだけでなく、要員の単価を交渉して確保して、プロジェクトリーダー(PL)のスケジュールも決めなければなりません。 他にも会議に向けて様々な資料を作成する必要があり、スケジュール管理以外にもやることは山積みです。